独自ドメインを取得するサービスを選ぶ際に基準にすべき項目を3つ紹介すると共に、理由を解説していきます。

1.Whois情報代理公開の有無

サービスを選ぶ上で最重視する必要があるのはWhois情報(フーイズ情報)の代理公開の有無です。

Whoisとは

ドメインやIPアドレスの登録者に関する情報を誰もが参照できるサービスで、Whoisに通知するドメインの登録者の情報を「Whois情報」と呼ぶ。

これに正しい情報を入力しなければドメインが使用できない(サイトが表示されない)ため、必ず正しい情報を設定する必要があります。

なぜ必要なのか

Whois情報は世界中のだれもが閲覧できるため、これを公開することは電話番号や住所などの個人情報を世界に向けてさらすのと同じことだからです。

個人情報の保護は最重要です。このサービスは有料の場合もありますが、有料であっても年間数百円程度で利用できるため、ドメインを取得した際には必ずこのサービスを利用しましょう。
また、このサービスが存在していないドメイン取得サービスは利用すべきではありません(※特に個人の場合)。

2.サポート体制

こちらも必須の項目です。
どのサービスにもマニュアルやQ&Aが用意されているため、サーバーのマニュアルと一緒に参照すれば通常のドメインの設定で迷うことはありませんが、「何も触っていないのに急にサイトが表示されなくなった」といった緊急や原因不明のトラブルの対処は問い合わせたほうが速いことが多いため、サポート体制も重視するようにしてください。

※必ず24時間年中無休の電話サポートがついているサービスを選ぶようにしましょう。

3.管理のしやすさ

Whois情報とサポート体制の条件をクリアしていれば、次に確認すべき部分は管理のしやすさです。

これは使ってみないとわからない気がしますが、以下の2つを確認し、両方に対応したサービスを選べば間違いありません。

自動更新設定の有無
更新を忘れてドメインが失効したらシャレにならないため
料金をまとめて支払えるか
複数のドメインを取得する場合、支払いが個別だと手間と手数料がかかるため

重要そうでどうでもいい部分

以下は各サービスが広告で大々的に宣伝している部分ですが、実際はどうでもよいので気にしないでください。

ドメインの種類が豊富
※「国内最大級」とか謳っていてもどこも大して変わりません。そもそも、よっぽど変わったドメインを取得したいのでなければどこも同じです。
ドメインが安い
※更新料金はどのサービスも似た金額である他、安いと宣伝しているドメインほど次年度以降の料金が高かったりします。うまい話はありません。

まとめ:価格より内容が重要

ドメインは同じ文字列のものが二つとして存在しない、文字通り世界に一つだけのものであるのに加えて、使用には個人情報も絡んでくるため、価格で判断せず、サポートや個人情報を保護する体制が整った信頼できるサービスで取得しなければなりません。

以下の記事で信頼できるサービスを紹介しているのでぜひご参照ください。