OCTOPUS(オクトパス)

既存の広告枠以外を活かす珍しいアドネットワーク

OCTOPUS(オクトパス)は複数のアドネットワークやASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)の運営を手掛けるアキナジスタ株式会社のアドネットワークの一つで、バナー広告といった一般的な広告を設置している既存の広告枠とは違った箇所に広告を掲載し、プラスアルファの収益が得ることを目的とした珍しいアドネットワークです。

他社にはない珍しい広告フォーマット

オクトパスには、Inscroll広告(インクルー広告)、Splash広告(スプラッシュ広告,インタースティシャル広告)、POP広告(ポップ広告)、Overlay動画(オーバーレイ動画)という4つの広告フォーマットが用意されています。

どれもが他社では見かけない独特の形式であり、既存の広告枠はそのままに、プラスの収益を生み出すことができるようになっているのが特徴です。

次項では各広告フォーマットを個別に解説していきます。

オクトパスの広告フォーマット

Inscroll広告(インクルー広告)

インクルー広告はサイトデザインの裏側に広告を設置する手法で、メディアやブログで時折みられる、ページ上部でヘッダーに向けてスクロールすると表示され、下にスクロールすると消える広告が代表的です。

この広告を実際に導入しているメディアには「株式会社LIG(「背景ジャック広告」という名称の純広告枠)」があげられます。

インクルー広告は通常、メディアのHTMLとCSSを変更しなければ掲載できない、他の広告と比べて技術的な導入障壁が高い広告フォーマットであるものの、オクトパスのインクルー広告はHTML&CSSの変更なしに導入できる仕様になっているため、気軽に導入することが可能です。

Splash広告(スプラッシュ広告/=インタースティシャル広告)

スプラッシュ広告はページの移動間に表示する広告のことで、一般的な名称であるインタースティシャル広告(=全面広告)と同義です。

このフォーマットの広告は収益性が高いものの、表示するだけでユーザーにストレスを与えるだけでなく、これまで広告を消す(スキップする)ボタンをわかりにくくしたり、広告の誤クリックを誘発する位置に広告を消すボタンを設置するなどの悪質なフォーマットのインタースティシャル広告が頻繁に導入されていることもあって、ユーザーからの印象が非常に悪い広告フォーマットですので導入は慎重に検討すべきです。

ちなみにインタースティシャル広告に使用される広告フォーマットはバナーが一般的ですが、オクトパスのスプラッシュ広告にはバナーの他にも動画やLP風といったフォーマットがあり、種類が豊富です。

なお、こちらはスマートフォンのみ対応のフォーマットとなっています。

POP広告(ポップ広告)

ポップ広告とは、ユーザーがリンクのクリックや動画を再生するといったアクションを起こしたときに、背面(別タブ)に表示される広告のことです。

リンク先のページは新しいタブ(前面)で開き、元のページ(リンク先のページのタブの後ろになる)に広告が表示される仕様になっており、ア〇ルトサイトやバイラルメディアなどのエンタメ系のメディアで散見される広告フォーマットです。

リンクを別タブで開くこともユーザーにストレスを与える行為の一つであると言われていますが、コンテンツの閲覧を強制的に妨げるインタースティシャル広告よりはストレスが少ないのでユーザーに不快感を与える危険性が少なく、外部リンクに設定することで離脱するユーザーを収益源に変えることもできます。

なお、同じ外部リンクであっても、ノウハウを発信するタイプの記事やメディアの場合は元のページに戻ってくる可能性が高く、元のタブ(=自分のサイト)を閉じられる可能性が高いポップ広告は結果的に機会損失となるため、まとめサイトやバイラルメディアといった、RSSなどの相互リンクやアンテナサイトを介してアクセスを送りあっている媒体でなければ導入価値は低いと言えます。

また、このフォーマットもスマートフォン限定となっています。

Overlay動画(オーバーレイ動画)

オーバーレイ動画とは、ページを訪問したユーザーがスクロールした時点でヘッダー部分に動画広告を表示するタイプのフォーマットで、大手メディアにも採用されています。

ヘッダーに表示されるため、フッターに表示するオーバーレイ広告(バナー)と比べるとコンテンツを読む邪魔にならないのがメリットであり、オクトパスのオーバーレイ動画は再生完了後にヘッダーに固定表示されるバナーに切り替わることで高いCVRを維持できるため、クリック率が上がる可能性が期待できます。

また、同社ホームページのサービス紹介欄では単価の高い収益が見込めることも示唆されています。

サービス概要